カミングアウト=
カムアウト=CO。
性的少数派が自身のセクシャルを他人に告白する事をそう呼ぶよ。
日本では「前提として異性に向く」とされている性自認や性愛対象。それが多数派の普通で共通見解。
だからこそ「自分は違うんだ」と話すことに勇気がいるし、結果的に相手との関係がぎこちなくなったらどうしよう…となってしまう。
んー、ここからはちょっと、カムされた側の視点をいっこ考えてみる。
人が何かに漠然と恐怖を感じるとすれば、それは「未知=知らないから」だと思う。
「その事に対して想像力を働かせたことがない」「自分の中の常識が崩れる」プチパニック状態とも言っていいね。
最初から馴染みのある世界の話であれば、なにも驚くことはないもんね。
だから、これまで同じ価値観を持っていたと思っていた相手から「俺ゲイなんだ」と告白されると、一気に遠く・知らない人のように感じて、ギャップに戸惑ってしまうのかもしれない。それってごく自然な事。
ただ、カムしたのが・されたのが、自分が大切だと思う人なら、相手だって自分のことを大切だと思ってくれている筈だよね。
それならば、一度遠い存在になってしまったとしても、きっと「この人のことをもっと知ってみよう」と考える事は出来ると思う。
…まぁ、これって別に理由が『
セクマイだから』に限った話じゃないのよね。
人間同士じゃん。距離なんて出来るときは出来るもんだし、否定される時はされるのよ。
理解には時間が掛かるかもしれないし、絶対無理かもしれなければ、即受け入れる事ができるかもしれない。
相手を受け入れたければ受け入れればいいし、受け入れられないなら受け入れなくていい。
「
セクマイ側が『受け入れたくないなら受け入れないでいい』とか言っていいの?」って感じだけど、
カムアウトって言っても、根底は単純な人間関係の話だからね。あんまり複雑にしないほうがいいと思うのよね。
今となってはそういう思想のあすとらだよ。
前の話は
ここ! 次の話は
ここ!